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メルセデス・ベンツ、ハイパフォーマンスCセグメントモデル 「A45 AMG 4MATIC」発売!

2013年7月6日 更新

このAMGはまさにミニSLS AMG!リッター180 ps のパフォーマンスは世界トップクラス!




メルセデス・ベンツ日本株式会社は新世代スポーツコンパクト「Aクラス」のハイパフォーマンスモデル「A45 AMG 4MATIC」を7月1日発売した。また同車の発売を記念し、エアロパーツやデカールなどでスポーティさを強調したファーストエディションとなる限定車「A45 AMG 4MATIC Edition1」も同日発売した。価格は640万円。限定車のEdition1は710万円で600台限定となる。

世界一パワフルな4気筒ターボエンジンを搭載した”ホット”ハッチバック


このA45 AMGの最も注目すべき箇所はリッターあたり180 ps という量産エンジンでもトップクラスのハイパワーを誇る2.0L 直列4気筒ターボエンジン、最大出力360 ps 、最大トルク45.9 kg・mを誇るこのユニットはピエゾインジェクターによるスプレーガイド式直噴やマルチスパークイグニッションにより低燃費と低排出ガスも同時に実現している。生産は勿論AMG伝統の「One man – one engine」に従い、ひとりのマイスターが一基のエンジンを手作業で組み上げている。心配なのはこれだけハイパワーながらコンパクトにまとめられているだけに熱問題が気になる所ではあるがSLS AMG譲りのフロントグリル内と右フロントホイールハウス前に取り付けられた2 つの水冷クーラーが直列に接続されており、高性能電動ポンプによって冷却された空気を効果的に圧縮する。ここから無駄な路面に伝えるためにためにミッションはこちらもSLS AMG譲り7速DCT、ローンチコントロールを装着。さらに新開発のAMG  4MATICは確実に道路離さないように、マルチディスククラッチで100:0から50:50まで走行状況から連続的に最適な配分で最大のトラクションを得られるようになっている。その組み合わせで0-100km/h 4.6秒という俊足を見せる。



足回りはプラットフォームをBクラスと共通化することによって大幅にフロア高が低くすることができたが、それでも同じCセグメントのライバル車、日本の2Lターボ+4WDに比べるとまだ若干腰高な感じに見えてしまうが、走行性能は飛躍的に向上した。さらにAMGとなり専用セッティングのスプリング、ショックアブソーバー、ダンパー、より大型のスタビライザーを装着し、よりハイスピードなコーナリング時でもロール量を抑え安定した走りができる。さらに電子制御システム「ESP」も3モード設定されており安全にワインディング走行ができる、そこはやはりドイツ車、メルセデスらしい部分である。

Edition1


同時に発売される特別仕様車「Edition1」、本国での発表時から日本でも発売を希望する声が多く、それに応えた形となった。
販売台数は600台でその内のコスモスブラック(写真左)が200台、カルサイトホワイト(写真右)が400台となっている。
特別装備としては

【外装】

・Edition 1専用AMGスタイリングパッケージ -フロントスポイラー -サイド&リアスカート
・Edition 1専用エアロパーツ -フリック -リアスポイラー
・Edition 1専用デカール(マットグラファイト) -ボンネット、ルーフ、サイド、リア
・ハイグロスブラックパーツ -フロントスポイラーリップ -サイドスカート -ドアミラー -リアディフューザー
・マットブラックペイント19インチAMGマルチスポークアルミホイール
・レッドリング付ヘッドライト
・レッドアクセント -フロントマスク -ドアミラー -リアスポイラー
【内装】

・AMGパフォーマンスステアリング(本革/アルカンターラ®)
・AMGパフォーマンスシート
・AMGエンブレム付AMG E-SELECTレバー
・Edition 1 インテリアエンブレム
・AMGエンブレム付エレクトリックキー
・チャイルドセーフティシートセンサー[助手席]

フロントスポイラーとリアスポイラー、マットブラック19インチホイールが今までのメルセデスにはない猛々しい印象を持つ。
クルマの構成からにしてこのままWRCのようなラリー競技に出られそうな感じではある。

AMGシリーズで当然ながら最もリーズナブルな640万のプライスを付けるA45 AMG。他のCセグメント、同レベルのハイパフォーマンスモデルに比べてれば割高感は否めないが、それでも自信を持ってメルセデスが送り出した1台。2013年で最もハンドルを握りたい1台である。

Text:栗原 淳 (Jun Kurihara)








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