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日産、1.5Lを搭載等のホットハッチバックに仕立てあげた「マーチ NISMO/NISMO S」を発表

2013年6月29日 更新

NISMOブランド 第3弾! 12月までの発売が待ち遠しい1台!



遂に待望のスポーツモデルが登場!先代マーチファン、ライバル車ファンの心を掴めるか?


日産自動車株式会社は2013年6月24日にNISMOブランド戦略に基づくスポーツモデル「フェアレディZ NISMO」の発表と同時にコンパクトスポーツモデル「マーチNISMO/NISMO S」を発表した。「NISMO」は1.2L仕様の「X」をベースに専用エアロ、足回り強化を施している。「NISMO S」はエンジンが専用設定の1.5Lエンジンを搭載、さらにミッション設定は5MTの硬派なスポーツコンパクトハッチバックカーとして登場した。6月24日より全国の日産ディーラー予約開始し、12月より全国一斉販売を開始する。希望小売価格はマーチNISMOが154万350円、マーチNISMO Sが177万300円となっている。


2010年7月にK13型へモデルチェンジし新興国市場にも展開する為、タイでの生産に移行。100万円を切るロープライスを掲げたり、アイドリングストップ機能が装着されているなど充実していたが、販売を開始していみると同クラスのライバルたちに大きく水を開けられてしまった。その原因の1つとして挙げられるのがスポーツモデルグレードの設定が当初なかったという点だ。先代K12型ではオーテックモデルとしてエンジン、足回りを強化した「SR」を販売し、気軽にスポーツドライビングを楽しみたい人達に受け入れられて人気を博した。今回のNISMOモデルは先代SRの後継車として登場した。
このモデルの最大の特徴として、今まで日本のラインナップにはなかったHR15DE型 1.5L 直列4気筒エンジンが設定されている点である。このエンジンは中国・台湾向けにラインナップされていたものでそれをNISMOがチューニングを施して116 ps/15.9 kgf・mという大幅なパワーアップを実現した。ミッションも5速MTのみ、日産が競争が激しいコンパクトスポーツの人気を再び本気で獲りにいく姿勢が感じられる。


 

NISMO/NISMO Sの共通点として緻密に設計されたエアロダイナミクス、足回りがある。どこかGT-Rに似ているようにも見えるが、それは誤りではない。専用デザインのフロントバンパーはSUPER GTで活躍しているGT-Rの空力データを元にデザインされている。ダウンフォースを発生させ、リアルーフスポイラーで空気抵抗を低減し安定感を生み出している。足回りは市街地でのドライビングでも行きたい方向に安心して操作できる安心感、高速道路でも軽快な高速巡航を可能としている。NISMO Sになるとさらにステアリングギア比、スタビライザー追加、専用ブレーキシステムの追加という徹底したワークスチューンが施されている。装着されるタイヤはハイグリップなブリジストン ポテンザ RE-11 で16インチ軽量アルミホイールの組み合わせだ。上記の専用エアロの組み合わせでノーマルのおとなしいイメージから一気に活発なヤンチャっぷりが感じられる、見ててドライビングしたくなる外観に変化した。


 

 

 

 

 

 

 


内装は「フェアレディZ NISMO」と同様にさりげない大人のこだわりが見られる。3本スポークステアリングにはレッドセンターマークが付けられ、メーターはレッドリングタコメーターと220km/hスケールがドライバーをワクワクさせる。NISMO S専用にスポーツシート、専用アルミ製アクセル・ブレーキ・クラッチペダルとフットレストが用意される。

 

 

Text: 栗原 淳/Jun Kurihara

Photo: 日産自動車

 

昨年の東京オートサロンで初公開された「MARCH NISMO CONCEPT」の映像を合わせて掲載する。




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