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アウディ 「TT RS」の正常進化モデル「Plus Coupe」を発売

2013年2月15日 更新

MT設定がないのが寂しいところではあるが、それを余り補う程のハイスペッククーペ!



もはやR8の弟分とは言えないスーパースポーツコンパクトカーに進化!

アウディジャパン株式会社はAudi TTシリーズのトップモデル Audi TT RS Coupeの一部装備、仕様を変更し、「Audi TT RS Plus Coupe」として全国Audiディーラーで販売を開始した。このクルマは同社のハイエンドスポーツモデルの「R8」「RS6」を製作したquattro GmbHが開発したTTシリーズのトップモデルである。そのTT RSの心臓部である2.5L 直列5気筒直噴ターボエンジンはPlus Coupeで最高出力+20psの360ps、最大トルクは+15Nmの465Nmに引き上げられ、7速Sトロニックトランスミッションとquattroシステムの組み合わせでパワーを確実に、路面に伝える事が可能となった。その結果、0-100km/h加速は4.1秒に従来モデルより0.2秒向上した。最高速はそれでいて燃費は10.0km/l(JC08モード)というこの性能を考えると高い水準を維持している。

更にエクステリアは、全体的によりダイナミックに力強いものになり、カーボンのアウターを用いたエクステリアミラーやリヤディフューザーインサートとオーバル形状の大口径のスポーツエグゾーストを組み合わせている。足下にはチタンルックの19インチ5アームローターデザインのアルミホイールを標準仕様(タイヤサイズ:255/35R19)、オプションとして、スポーク部はブラックで、リムがレッドにペイントされた同デザインの19インチアルミホイールというよりレーシーな雰囲気のを用意している。ボディカラーは従来の7種類に加えて、新たにパンサーブラッククリスタルを追加設定した。

インテリアにもアップデートは施され、ナビゲーションシステムを最新世代に変更。Bluetooth対応で、スマートフォンとの連携機能を追加したDSRC(ITSスポット)対応のSDナビゲーションを採用し、マルチファンクションステアリングホイールからのオーディオコントロールが可能となった。MP3やWMAフォーマットへ対応、USBスロットやRCAインプットを備えたことによってiPod、Walkmanを始めとしたスマートオーディオ機器などを接続することが可能となった。ETCを拡張した機能を持つDSRCを装備し、道路上の情報提供サービス(道路交通情報、安全運転支援)などを受けることが可能となっている。

その他、TTRS用バケットシートを始めとしたオプションも充実している。

アウディR8の弟分の存在となっているTT RS。しかし今回の正常進化によってR8と肩を並べるとは行かずとも、アウディ自慢のスーパースポーツモデルとしてこのTT RS Plus Coupeのオーナーは更なる満足を得ることになるだろう。

価格は890万円から。

(栗原 淳)

TT RS Plus Coupé】主要諸元
全長×全幅×全高(mm) 4,200×1,840×1,380
ホイールベース(mm) 2,465
トレッド:フロント/リヤ(mm) 1,560/1,545
最低地上高(mm) 135
車両重量(kg) 1,530
トランク容量(ℓ)VDA値 290/700
乗車定員(名) 4
駆動方式 クワトロ(フルタイム4WD)
最小回転半径(m) 5.2
JC08モード燃費(km/ℓ)*1 10.0
CO2 排出量(g-CO2/km) 232
総排気量(cc) 2480
エンジン種類 直列5気筒DOHCインタークーラー付ターボ
最高出力[ネット] 265kW(360PS)/5,500~6,700rpm
最大トルク[ネット] 465Nm(47.4kgm)/1,650~5,400rpm
燃料タンク容量(ℓ) 60
トランスミッション 7速 Sトロニックトランスミッション
サスペンション:フロント マクファーソンストラット
サスペンション:リヤ 4リンクサスペンション
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(F/R)
タイヤサイズ 255/35 R19




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