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例年このイベント時期は寒い記憶があるが、今年は雲一つ無い快晴で、風も無く、殆どの観客は薄手の上着でイベントを楽しんでいた。展示している新旧のレーシングカーはこれまでのモータースポーツシーンで活躍した見覚えのあるマシンばかり。日頃のレースでは触ることすらできない、レーシングカーに触れたり、中にはコクピットへ乗車するだけでなく、エンジンまでかけてくれるサービスぶりだ。これにはキッズも目を輝かせ激しく喜んでいた。
日産車に限らずモータースポーツシーンやストリートパーツメーカーの出展も多く、定番でもあるレーシングカーのユーズドパーツやドライバーグッズの販売など、マニアにはたまらない。この日の為に預金してきたファンも少なくない。
レースシーズンではドライバーシートしか無いが、このイベントの為に助手席を設置し抽選で選ばれた方々が次々にナビへ乗り、プロドライバーの運転のもと、コースを走る。一般者には体験することのないフルブレーキ。異次元のコーナーリング。とんでもない、加速感。いずれもジェットコースターの比にならない未体験ゾーンの連続だ。
スーパー耐久、スーパーGT、ルマン車両など決して混走することのないマシンも今日だけは特別。お披露目程度の遠慮した速度でなく、模擬レースレベルのバトルを繰り広げた。
GTRとZに絞ったレースイベントには現役ニスモドライバーのほか、日産モータースポーツには欠かせない星野一義氏、柳田春人氏、長谷見昌弘氏もドライブ。マシンと一体化しコースを駆け抜ける姿は、とても還暦を迎えた走りとは思えない迫力だ。
2011年もモータースポーツを盛り上げていってくれるだろう。