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クラス3(1500cc以上2500cc未満)
#38
クラス3(1500cc以上2500cc未満)
エントリー名:ふつうのFD2
車種:シビックタイプR[FD2]
ドライバー:神田 寛史さん
快適性をスポイルしないパフォーマンスアップ
「快適性をスポイルすることなく、ノーマルエンジンの範囲で速さを追求したい」と、比較的ライトな仕様で走行会を満喫している神田さん。パワー系は基本的にノーマルだが、熱害を緩和し、耐久性を高めるため、大容量のアルミラジエターや大開口のボンネットなどで冷却対策を実施。足まわりはテインのモノフレックスダンパーやスプーンのメンバーリジットカラーなどでセットアップ。過剰な挙動変化やロールが抑えられ、とくにフロントの接地感が大幅に高まり、ステアリング操作に対して素直に反応してくれるようになったという。今後も引き続き、できるだけエンジン本体はノーマル状態を維持しながら、軽量化や機械式LSDの導入などによって、トータルパフォーマンスを引き上げていく予定だ。
テクニカルな岡山国際でドラテク磨きに専念
神田さんが鈴鹿でサーキットデビューしたのは2年前のこと。「テクニカルな岡山国際はドラテク磨きにはピッタリのコース。それにプロドライバーによる同乗走行など、スケジュールが充実しているのもいい」と、ラストラーダカップにエントリーするのは今回で3回目。岡山国際は鈴鹿ほどスピードレンジが高くないため、いろんなラインを考えながら走る余裕が生まれ、ドライビングに集中できるところが気に入っているという。また、同乗走行では「挙動の変化に対する反応が素早く、常に手足が細かく動いていて、とっさのリカバリーやカウンターに対処している」と、改めて高度なプロドライバーのテクニックを実感。「FFのFD2では無理にステアリングを切るとアンダーステアが強まってしまうので、ステアリングとアクセルを連動させたドライビングを心掛けたほうがいいよ」とアドバイスしてもらったそうだ。