
スポーツカー専門 GTNET
クラス6(マツダロードスターNA/NB/NC)
#102
クラス6(マツダロードスターNA/NB/NC)
エントリー名:チームMm NCEC ハムハム号
車種:マツダロードスター[NCEC]
ドライバー:山田 卓司さん
新設のロードスタークラスにNCで参戦!
ロードスタークラスが創設されることを知り、ラストラーダカップに初めてエントリーしてきた山田さん。しかし、岡山国際は相当走り込んでいて「岡山国際でのギアの相性を考え、上級グレードの6MTモデルではなく、わざわざ標準グレードにしか設定されていない5MTモデルを買いました」という本格派だ。実際に横転などのトラブルに備えてロールバーを装着するのをはじめ、車高調、LSD、吸排気の見直しといった定番のメニューで構成される走行会仕様へとバージョンアップ。とくにNCのハンドリングはコーナーでアンダーが強く出る傾向にあるので、キャンバーやトーの調整もいろいろと試し、リアを粘らせすぎず、フロントの回頭性を高めることで、ニュートラルに近い特性を作り出している。
ウェット路面にドライセッティングで挑み大ピンチ
「ロードスター乗りだけが集まって楽しく走れると思ってエントリーしたんですけど…」という山田さん。しかし、フリー走行の頃から雨が降り出し、ドライセッティングで来ていた山田さんは大ピンチ。予選ではなんかクリアラップを作り、決勝に備えて少しでもいいポジションを確保するつもりだったが「ハードウェットになると荷重がまったくかからなくなり、コーナーの進入では強アンダーに苦しみ、立ち上がりでは強オーバーに悩まされました。練習としてはいい経験ですけど、なかなか神経の使うタイムアタックになりました」と、かなり憔悴しきったようす。決勝レースでは減衰力を極端にマイルドな設定にして挑んだが、コロコロと変化する路面コンディションに対応できないままタイムアップ。それでも「無傷でレースを終えることができて良かったです」というコメントと「つぎはドライのときに悔いのない走りをしたいです」という今後の抱負を残してくれた。