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CLASS5 (S2000)
エントリー名:トレスポ★寅29号機AP2
車種:S2000[AP2]
ドライバー:田中敬男さん
FFのFD2からFRのS2000にスイッチ!
「オープンで気持ち良さそうだったから」と、FD2シビックからS2000へと乗り換えたばかり。ようやくFF特有の踏んで曲げる乗り方に慣れてきたところでFRのS2000にスイッチしてしまったため、「挙動の違いには戸惑いますが、スピンしないように気をつけながら、まずは慣れることから始めています」と話す田中さん。2.0リットルのF20Cよりはトルク志向と位置づけられる2.2リットルのF22Cを搭載するAP2がベースだが、K20A搭載のFD2に比べるとパワーバンドやトルク特性に大きな差があるため、エンジン本体はノーマルながら、トレーシースポーツのECUやエキマニなどによって、全域でパワーやトルクの底上げを図っている。また、「壊さずに安心して走れるように」と、ドライブシャフトスペーサーや大容量デフケースなど、S2000の最大のネックである駆動系の強化も忘れない。
初のウェットコンディションで大奮闘
じつはS2000に乗り換えてから、まだFD2でマークした自己ベストを更新できていないので「今回は少しでもそのタイムに近づけることが目標だった」という田中さん。しかし、当日はあいにくの雨。初のウェット走行ということもあり、「少しでもラフにアクセルを踏むとすぐにリアがブレイクして怖い」と、フリー走行の1本目は思うような走りができなかったという。その後もハードウェットのコンディションに悩まされたが、それでも「スリッピーな路面で自分のラフなペダルワークを克服したい」と奮闘。午後の決勝レースでは路面が少しずつ乾いてきたこともあって余裕が生まれ、かなりイメージに近い走りができたそうだ。それでも今回は刻々と変化するコンディションに振りまわされたため、「次回は完全なドライコンディションで自己ベストを狙いたい」とコメントしてくれた。