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中級
エントリー名:RYU S2000
車種:S2000[AP2]
ドライバー:RYUさん
リスクを回避するため、決してイジりすぎない
オートポリスをホームコースにしているRYUさんが岡山国際で開催されるラストラーダ走行会に定期的に通う理由は、同乗走行などでレーシングドライバーに質問しやすい環境が整っていて、さらには模擬レースもあり、タイムアタックとは違った楽しみ方ができるから。そんなRYUさんは愛車のAP2で、「快適装備を残しながら、どこまで楽しく、かつ速く走らせられるか」を追求。このクルマでいつまでも走行会を楽しむため、「とにかくイジりすぎないこと」を心がけ、バランスを重視したトータルチューンを展開。S2000のウイークポイントであるリアハブやドライブシャフトのトラブルを回避するため、リアブレーキの冷却やデフの発熱抑制にも熱心に取り組む。
オーバーホールしたてのエンジンは今回がほぼシェイクダウン!
今回、RYUさんのAP2で注目すべきは、オーバーホールしたばかりのエンジン。このクルマはサーキットユースがメインなので、じつは2万5000km走行を目安にオーバーホールをしていて、すでに今回で2回目。各パーツのリフレッシュと同時に、AP1純正ピストンを使ってハイコンプ化も行い、さらに戸田のAカムも導入。中間域からトップエンドにかけての加速感が増し、ストレスなく次のギアにつないでいけるようになったという。その成果は実戦でしっかりと活かされ、まずは予選でクラス4位という好位置をキープ。序盤に3位に浮上すると、1~4位が激しく入れ替わる大混戦のなか、太いトルクを活かして一時はトップに浮上。途中で再びポジションを落とすも、最後はクラス2位でのフィニッシュを果たした。