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ロングストレートを2本、そしてワインディングのようなテクニカルセクション。ビッグレースこそ開催されていないが、関西のユーザーに人気を集めるセントラルサーキットが、チャレンジカップ第4ラウンドのステージだ。 左右積極的に向きを変えていかなければタイムの伸びないコースレイアウトが敬遠されたのか、今回は他ラウンドとは異なり、シビックやスターレットなどコンパクトなマシンがエントラントの中心的存在。聞けば、「セントラルがホームコースなんです」というベテランや、「走り込みの最中で練習がてらにエントリーしました」というビギナーまで、クラス3はセントラルフリーク多数だった。
さて、そんな中でクラス3とは思えない速さをコンスタントに見せつけ、総合優勝を飾ったのが、大石エリーゼ。その速さの秘訣を探るべくインタビューしてみると……、「セントラルで開催されているユーロカップに参戦していて、エンジンはDC5のK20Aにスワップしています」とのこと。軽量ボディにハイパワーユニット、そして走行経験豊富なベテランドライバー。まさに死角のない組み合わせだったといえるだろう。 なお、気になる結果はクラス1が1分31秒118をマークした田中ポルシェ、クラス2がノンストップ状態で走りこみ1分33秒823を終盤にマークした猪上RX-7、クラス3が文句なしの速さを誇った大石エリーゼとなった。

| サーキット初走行でも安心な体制を整えているのが、GTNETチャレンジカップの隠れた魅力。初走行で不安な部分はスタッフがハード、ソフトともにサポートするゾ。 |

| 今回はグループ割引を利用してエントリーしていたエントラントも多かった。仲間でエントリーすれば、走行ラインの勉強もしやすい。当日もマシントラブルを仲間が一致団結して解消していた。 |

| テクニカルセクションでの走りがタイムに大きく影響するコースレイアウトのため、エントラントはクラス2、クラス3に集中。ミニやヴィッツ、シビックなどがエントリーしてきていた。 |
今回はサーキットでのタイムを重視した本気組とサーキットをこれから楽しもうというビギナー組に二分されたため、1分30秒から2分7秒までタイム差も大きかったが、参加者たちはライバルとの戦いというよりも、自己ベストとの戦いという思いで楽しんでいたようだ。こうしたマイペースでのサーキット走行が可能な部分もGTNETチャレンジカップの魅力と覚えておいてもらいたい。



| 順位 | 氏名 | 車輛 | type | ベストラップ |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 大石 賢嗣 | エリーゼ | 111 | 1'30.533 |
| 2 | 田中 智 | ポルシェ | 964 | 1'31.118 |
| 3 | 下野 光司 | ポルシェ | 964 | 1'32.183 |
| 4 | 猪上 康志 | RX-7 | FD3S | 1'33.823 |
| 5 | 小林 学 | RX-8 | SE3P | 1'35.866 |
| 6 | 徳永 大介 | インプレッサ | GC8 | 1'37.002 |
| 7 | 石本 由春 | インプレッサ | GC8 | 1'37.039 |
| 8 | 荻田 大助 | RX-8 | SE3P | 1'38.768 |
| 9 | 三浦 俊哉 | シビック | EG9 | 1'41.303 |
| 10 | 北川 晶啓 | スプリンターレビン | AE86 | 1'47.139 |
| 11 | 大内 光 | スターレット | EP91 | 1'51.041 |
| 12 | 若尾 真彦 | ヴィッツ | NCP91 | 1'51.086 |
| 13 | 曽川 典昭 | ミニ | XN12A | 1'51.094 |
| 14 | 増田 哲也 | カローラレビン | AE86 | 2'07.888 |
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