シビック タイプR 3ドアがついに日本でも販売開始
ホンダ「タイプR」のスポーツマインドを伝承する、シビック タイプRユーロ。現行 型は4ドアのみのラインナップだが、日本国内でも導入を望む声が大きかった欧州向けの3ドアモデルが、ついに国内でも販売される。かつてのEG6やEK9といったスポーツハッチの名車を彷彿とさせるそのスタイリングは、まさにタイプR真の復活と言える。
スポーツカー専門 GTNET
ホンダ「タイプR」のスポーツマインドを伝承する、シビック タイプRユーロ。現行 型は4ドアのみのラインナップだが、日本国内でも導入を望む声が大きかった欧州向けの3ドアモデルが、ついに国内でも販売される。かつてのEG6やEK9といったスポーツハッチの名車を彷彿とさせるそのスタイリングは、まさにタイプR真の復活と言える。
ホンダのシビックは、アジア、アメリカ、そしてヨーロッパなど、エリアごとに異なるラインナップを 展開する"世界戦略車"である。現在、日本市場におけるシビックは、4ドアセダンのみの設定に なるが、欧州地区では「3ドアや5ドア」が主流であり、北米地区においては「クーペモデル」 が存在する…。グローバルな視点になって考察すると、デザインやエンジンの異なる"日本のユーザーが 知らないモデル"が存在する状況だ。
ホンダは過去に"海外モデル"を日本に導入し、輸入車として正規販売した経緯がある…。 GTNETが注目する「シビックタイプRユーロ」も例外ではなく、欧州仕様に"3ドアモデル"が存在する。 記憶に新しいところでは、2代目EP3型が英国工場から日本に輸入された実績がある。今回も、 注目の英国仕様が日本に導入され、4ドアタイプRと"併売"されるカタチで、今年の秋に でも登場する可能性が高くなってきたのだ。
また、現在進行中の世界同時不況は、つい数年前まで高値安定していた通貨に対しても"日本 円が強い状態"であり、ヨーロッパ圏のポンドやユーロについても完全な"追い風状態"。 割安で導入できるメリットがある。
あくまでも"輸入車扱い"になるため、過去の実績から推測すると、限定販売もしくは少量販売 になる可能性が高い。しかし、正統派スポーツコンパクト不在の現在、不確定ながらも3ドア タイプRが日本に導入されるというホットな情報は、久々のビッグニュースだ。スポーツカーファンにとっては嬉しい限りである。
アラフォー世代にとって「シビック=3ドアハッチバック」の図式は、もはや永遠の理想型であり 鉄板である。なぜ、日本において3ドア仕様のタイプRが販売されないのか不思議なぐらいだ。今回の 話題の中心、シビック タイプRユーロの詳細を、GTNET独自に調べてみた。
まずはフロントまわり。ヘッドライトは細長く鋭利なデザインを採用し、4ドアタイプRよりもスタイリッシュ に仕上げられた印象だ。バンパー開口部の両端には、三角形のフォグランプが配置され 、精悍なイメージを演出する。リヤビューについても、オーバーハングが極限まで切りつめられ "いかにもシビック!"という雰囲気を醸しだす。大型リヤウイングとマフラーディフューザーの 相乗効果で、相当スパルタンに仕上がり、後続車へのアピール度は抜群だ。
ボディサイズは、現行型の4ドアタイプRを比較すると全長が-264mm、ホイールベースが-65mm短く、 全幅は+15mm広い。JAZZ(フィットの英国名)のプラットホームが採用されたと 推測される。タイヤ&ホイールは、標準で18インチを採用するが、本国においては19インチが オプション選択できる模様だ。ボディに対するホイールサイズが極めて大きく、近未来的な オーラを放つ。サスペンション形状は、フロントがマクファーソンストラット式、リヤはトーションビーム 式を採用する。
エンジンは、直列4気筒2.0i-VTECを搭載。最高出力は、4ドアタイプRの225psに対し、3ドア タイプRは201psと数値的には一歩譲る。これは実用域の使い勝手を重視した"ヨーロッパ・テイスト の味付け"といえるだろう。トランスミッションは、6速MTのみの設定とし、FWD駆動を 踏襲する。
シビック タイプRユーロは、日本の4ドアタイプRのような純サーキット性能を追求した過激なモデルでは なく、欧州車全般の特徴であるトータルバランスを追求した"質実剛健なマシン"と推測できる。 サスペンション形式やブレーキシステム、さらに電気制御系などに凝ったシステムを採用するの ではなく、スタンダードな手法で仕上げられた正統派ピュアスポーツだ。現地におけるライバル車は、VWゴルフGTIが該当するようだ。
ターゲットはズバリ、大人のスポーツハッチバック。走りも実用性も申し分ないとなれば、 日本上陸が今から楽しみ。販売価格は、自動車雑誌等の情報によると"300万円前後"が予想 される。
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北米&欧米仕様のシビックのラインナップをGTNETが独自リサーチ!
※欧州仕様は、3ドア&5ドアのハッチバックが主流になる。エンジンは、 ガソリンのほか、ヨーロッパで人気が高いディーゼルエンジンも ラインナップに加わる。
※北米仕様は、4ドアセダン&2ドアクーペが主流。タイプRの設定はない。 エンジンはガソリンエンジンが主流で、天然ガスエンジン車のラインナップもある。