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ホンダの英国現地法人は、パリモーターショー(2016年9月29日~10月16日開催)にて、新型シビック5ドアハッチバックとタイプRを公開した。新型シビックは、すでにタイなどで発売されているが、タイプRについては世界初公開になる。今後も開発を進め、2017年後半の発売を予定している。
現行型に対して、全幅を30mm拡大、全高を20mm下げ、ロー&ワイドかつダイナミックなデザインに進化。プラットフォームは新設計された新型シャシーを投入し、ねじり剛性を52%高めつつ、軽量化を実現した。
足廻りは、フロントストラットサスペンション、リアマルチリンクサスペンション。液封コンプライアンスブッシュを採用することにより優れたハンドリングと快適な乗り心地を両立する。
エンジンは、欧州モデル初の1.0L直噴VTEC TURBOエンジン、1.5L直噴VTEC TURBOエンジンに6速マニュアルトランスミッションとCVTを採用。さらに1.6L i-DTECディーゼルエンジンも設定し、3つのエンジンをラインナップする。駆動方式はFF。タイプRに搭載されるエンジンは現時点で未公表。
広々とした室内空間に、低重心のドライビングポジションをパッケージング。リアハッチバックは広い開口部を備え、クラストップレベルになるトランク容量(478L)を確保し、実用性を向上させた。
先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を採用。LED照明の採用、収納スペースを配置したセンターコンソール、スマートフォンと連動するナビゲーションシステムなどの先進装備を採用する。
新型シビック5ドアハッチバックをベースに、フロント専用フロントバンパー、エアベント(空気排気口)付きボンネット、大型リアウイングなどを採用し、随所に空力性能を高める機能を搭載。リアバンパーにはディフューザーを備え、3本出しセンターマフラーを採用。攻撃的かつ独創的なフォルムを演出する。
タイプR専用装備として20インチアルミホイールを初採用。真っ赤なブレンボキャリパーを装着することからも、ズバ抜けたパフォーマンスが期待される。
前モデルのタイプR(FK型)は、日本限定750台のみの販売だったが、新型タイプRはカタログモデルになる予定だ。