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ホンダのコンパクトカーの代表フィットが、11月にマイナーチェンジを実施。スポーツグレードのRSも大幅に進化した!
今回のフィット全般のマイナーチェンジで大きな話題を呼んだのがフィットハイブリッドの設定。ホンダのインサイト、CR-Zに続いての3車種目となる。全モデル共通でフロントバンパーなどのデザインも一新されて、より空気抵抗の少ない、燃費性能に優れるデザインとなった。そして、フィットRSも今回のマイナーチェンジで大幅な改良が加えられて、コンパクトスポーツを楽しむユーザーにはわくわくするようなパッケージとなった。フィットRSに改良が加えられたポイントとしては、ボディ補強・サスペンション・トランスミッション・エンジンと多岐にわたり、モデルチェンジにも匹敵するような内容となった。
優れた吸・排気効率によって、最高出力は120ps、最大トルク14.8kgf・mを発揮する。
低燃費も同時に獲得し、10・15モードで6MT車は17.4km/l、CVTで19.2km/l。
アクセルペダルには、ホンダ得意の電子スロットルDBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)を採用し、
アクセルペダルの踏み込み量に対するスロットル開度をより大きめに得るよう専用設定が施され、
力強い加速とハイレスポンスな出力を発揮する。
従来モデルRSの5MTに対して1~3速をローレシオ化。
DBWによるスロットル開度を大きめに制御する設定とあわせ、加速性能を向上させた。
6速の変速比を従来の5速よりもハイレシオにすることで、
高速クルーズ時の燃費性能と静粛性を高めている。
また、シフトストロークを45mmと短く設定。
シフトノブの重さにもチューニングを施し、クイックなシフトワークを実現。
ボディ剛性をさらに高めるために、左右のフロントサイドフレームをつなぐパフォーマンスロッドを設置し、
リアサスペンションの取り付け部も強化。そのうえで、ダンパーやスプリングを強化し、大径スタビライザー
を採用するなど専用セッティングを施した。これらにより、剛性感のあるロールフィールを獲得し、
ハイレベルな操縦安定性を実現した。